それなりに長尺なので、さすがに何度も観返した...とはならなかったけど、それでも見つけてから3回は通して観てるかな。1970年の第二期ディープ・パープル、英国はロンドンでのライブ映像。曲は"Mandrake Root"。

 観ていて思い出したのは、ジャズの巨人の一人であるマイルス・デイヴィスの言葉「レコードはメニューみたいなものだ。俺の音楽が聴きたかったらライヴへ来い!」で、思ったのは、ディープ・パープルにとってもレコードとはそういうものなのではなかったかな?ってこと。本質はライヴにおけるインプロビゼーションの応酬。楽曲はあくまでマテリアル。

 そして、この第二期パープルは「チャイルド・イン・タイム」「ブラック・ナイト」「ハイウェイ・スター」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」といった、ライヴで演らなきゃ観に来た客が納得しない、後にロックのスタンダードに数えられるようなハードロックの名曲群を生み出したわけだけど、果たしてそういう曲を持ってしまったことがこのバンドにとって幸福だったのか?幸福だったのは間違いないにしても、それによって出来てしまった「枷(かせ)」もあったのではないか?というところまで、映像を観ながら溢れてくる私の思いは及んでしまったのでした。(笑)

 そして、もうひとつ思ったのことは、この第二期パープルの『マシン・ヘッド*1(1972年)』以前(1970年前後)のライヴ音源に限定して音盤を手に入れて聴いてみたいなってこと。ただし、何度か過去にこのブログに書いたこともあるけど、ディープ・パープルは、私にとっては既に通り過ぎたバンドという位置づけ*2なので、実現するかどうかは不明。

 

 

*1:前述の「ハイウェイ・スター」「スモーク・オン・ザ・ウォーター」、あと「レイジー」といった代表曲が収録されている、パープルの代名詞のようなアルバム。

*2:だからこそ、時々You Tubeで振り返るように彼らの映像を観てみたくなったりするのです。